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弓道って? 
 
弓道は弓を使って矢を放ち的を射るスポーツです。
 
と書きましたが、一定の基準の道具を使用し、統一した動作があり、礼儀作法があります。
 
現在弓道をしている人は、ほとんどの方が下記のような目的を持っていると思います。。
 
 ・中学、高校、大学生の部活動のように、短期間でいろんな目標に向けて練習し、的中率を高め、部員間の和を形成していく者。
 
 ・的中することが楽しくて、大会で入賞することを目指す者。
 
 ・健康のために体を動かすのが目的で弓道を行う者。
 
 ・弓道を通じいろんな人とのコミュニケーションを図ることを目的とする者。
 
 ・弓道の本質を求めたくて、高段や称号を目指すことを目的とする者。
 
ですが上記のような目的を持っているみなさんでも
「的を狙い、的中したときの爽快さ」が、人間の本能であるがゆえにどことなく弓道の魅力であり、ほとんどの方が続けられている理由であると思います。
 
ある程度修練を続けていると「さらに鋭く貫通力のある矢をだすために」、「的中し続けられるために」、「動作の品格を上げるために」といったことを目標とするでしょう。
そのようになってくると精神的な要素が加わり、簡単にはうまくいきません。
 
そこで「弓で矢を射ることを通じて道徳を学ぶ道である」を自覚し、さらに極めるには「真善美」という最高目標に向け一生かけて探求しなければならないほど非常に奥の深い道となってきます。
 
 
難しい話をしましたが、ここで弓で矢を射る動作(射法という)を簡単に解説します。
 
 
  現在、全日本弓道連盟では一連の動作を「射法八節」といって区切って解説しています。
 
射法八節 

射法とは、弓と矢を持って射を行う方法であり、弓道練習の基礎である。昔は七節(七道)であったが、残身(心)を加えて八節になっている。
射法で常に注意すべき点は、垂直・水平・平行の3原則を頭において行うことが必要である。 

足踏み


的の中心と両足先が一直線になるように踏み開く。

間隔は自分の引く矢束の広さ(男女の別なし)

足の角度60度。

的を正しく見て左足より両足を踏み開く。

左右の膝関節を伸ばす。

足底を大地に安定し、全身を緩やかに託す。

 

 
 
 

 
 
胴造り


 足踏みを基礎として正しく胴体を落ちつける。
両肩を落とし、脊柱、頸を真っ直ぐに伸ばす。
呼吸を整え、静かな、緩やかな気持ちになる。
足踏みと胴造りは分離した二つの動作ではない。
身体が曲がったりねじれたりしない。
 
 

 

 

 
 
弓構え

 射の運動に移る準備動作。
正面の構えと斜面の構えがある。
「取懸け」:右手の親指を弦にからみ、親指を中指(薬指)で押さえ、人差指(中指)は軽く添える。
「手の内」:左手は正しく握り皮のところを握る。弓を固く握らない。
「物見」:手首やひじは柔らかに物を抱くような気持ちで弓矢を保ち、それから頭を正しく的に向ける。
 
 
 
 
 
打起し

弓を引き分ける直前の構え。
正面に構えた場合は弓矢を静かに左右の両拳と同時にあげる。
斜面に構えた場合は左斜面に押し開いたまま静かに水平、平行にあげる。
拳は垂直上方に、肩は下に沈むように心がけ、腕の角度が水平より45度まであげるのが基本とされている。
 
 
 
 
 
 
引分け

弓を左右均等に引き分ける動作。
両拳はほぼ水平に。
矢は的に向かった線に平行に。
正面の構えは大三を取って確認。
左手はしっかりと弓を握り、手の中で弓を回さず、真っ直ぐに押す。
右手先は弦に引かれやわらかく、肘で引く気持ち。
矢束いっぱいに引き分け、矢が水平になり、頬につく(口割の高さ)
これが正しく行われると縦横十文字が合致する。
 
  
 
 
 

引き分けの完成された状態。
今までの諸段階は、この会を構成するためのもの。
身体、精神、弓矢が渾然一体となって満を持す。
ねらいは主として右目を用い、左拳と弓の左側を的の中心線を見通して定める。
左の目は開いたままで右目に従わせる。
「詰合い」:縦線の構成、横線の構成
「伸合い」:気力の充実、気合の発動を促す。
  
 
 
 
離れ

自然の離れ、体の中央より左右に胸が開け、左右の拳は水平に開く。
 
残心(残身)

矢が離れた後も、目は矢の着点を見定め、離れの姿勢を崩さず、気合のこもった姿を残す。弓倒し、物見を戻し、足を閉じて退場する。

 

 

 

 

弓道競技

1.近的競技…的までの距離28m、直径36cmの的を射るのが一般的

2.遠的競技…的までの距離60m、直径1mの的を射るのが一般的

         (全日本遠的選手権大会では79cmの的を使用している)

3.勝敗の基準

   イ.的中制…参加者全員が同じ本数を射て、的中本数の多い順で勝敗を決する。

           最も一般的な方法である。

           的の内部であればどこに的中しても「〇」となる。

           的中本数が同数の場合、各自1本ずつ射て最も的中し続けた

           者が勝者となる「射抜競射」(又は「射詰競射」)もある。

   ロ.遠近制…各自1本ずつ射て、より的の中心を射た者が上位とな

           る方法で順位決定戦でよく行われている。

   ハ.得点制…的に点数を割り振り、的中した場所の点数の合計で勝敗

           を決する方法。最近の遠的競技ではアーチェリーの的と

           よく似たカラー的を用い、中心で10点、外側3点のように

           点数を割り振って使用している。

   ニ.採点制…審判員が射手の射を採点し、点数の高い者を上位とす

           る方法。全日本選手権大会で一部採用している。